産後の開いた骨盤は自然に閉じるの?
2017年05月9日
出産を終えて、開いた骨盤は自然に閉じるのかどうか気になったことはありませんか?
本当のところはどうなんでしょうか…。
結論から言います。
産後の開いた骨盤は、時間をかけてゆっくりと自然に閉じていきます。
そうなんだ!良かったー(^-^)と思いますよね。
ですが!
産後の骨盤は自然に閉じるというお話しをするうえで、
『時間をかけてゆっくりと』
というところが大事になります。
これはどういうことなのか?
まず、骨盤というものは固くてあまり動かないようになっています。
しかし、その状態ですと赤ちゃんがお腹の中で成長できないうえに出産もできないので、妊娠をすると出産に向けて骨盤をゆるゆるにするホルモンがでてきます。
そのホルモンは、妊娠中からおよそ産後6ヶ月まで出続けると言われています。
ということは産後6ヶ月以降は、骨盤をゆるゆるにするホルモンが出なくなっていきますので、骨盤は本来の固くて強靭な状態に戻っていくということです。
これが、いわゆる産後の骨盤が時間をかけてゆっくりと自然に閉じていく、ということになります。
じゃあ、産後の骨盤が自然に閉じるなら、産後の骨盤矯正はしなくてもいいのでは?と思う方もいると思います。
ここで、先ほどの『時間をかけてゆっくりと』がポイントになってきます。
骨盤をゆるゆるにするホルモンがおよそ産後6ヶ月まで出続ける、と言いましたがこれを言い換えると、産後6ヶ月頃までの間は、骨盤がゆるゆるで歪みやすい不安定な状態とも言えるのです( ゚Д゚)
産後6ヶ月まで骨盤がゆるゆるで歪みやすい不安定な状態って、怖くありませんか?
産後の生活は、赤ちゃんの面倒を寝不足や疲労と戦いながら、無我夢中で見ることになります。
長時間抱っこをしたり、床にぺちゃんと座ってお世話をしたり、不安定な姿勢で授乳をしたりと、産後のママさんにとって体に負担のかかる姿勢は多々あります。
そんな生活を、ゆるゆるで歪みやすい骨盤で過ごすとどんなことが起きるでしょうか?
間違いなく、骨盤はどんどん歪んでいきます。
そんな歪んだ骨盤の状態のまま産後6ヶ月を過ぎていくと、先ほどの骨盤をゆるゆるにするホルモンが出なくなり、骨盤はその歪みを残したまま本来の固くて強靭な状態に戻ります。
これで、『歪んだ、お腹周りのお肉のつきやすい、開いたままの骨盤』の出来上がりです(/ω\)
この状態で生活をしていくと…
もうお分かりですよね?(>_<)
- 骨盤は歪んだまま、妊娠前には無かった腰痛だけが残ってしまう…
- 骨盤は開いたままなので、ウエストは太くなり昔のズボンが履けない…
- 1人目、2人目と産んでいくごとに体重と洋服のサイズが上がっていく…
これらは全部、本当のことなんです。
だからこそ、産後の骨盤矯正・産後の体のケアは必要なのです。
もちろん、みなさん全員が歪んだままの骨盤になってしまうわけではありません。
元々の筋肉量や生活習慣により、何もせずにきれいに骨盤が閉じていく方もいます。
なので、これから妊娠の予定がある方や、2人目・3人目を考えている方はいまから体づくりを始めることをおすすめします(*^^*)
体づくりの方法がわからないから聞いてみたい、という方はいつでもクレール整骨院にご相談下さい(^^♪
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