妊娠中に必ず知っておきたい体のこと

2019年04月9日

妊婦イメージ

今日は、妊娠中に必ず知っておきたい体のことについてお話ししていきますね☆

これを知っておくことで、快適な妊娠生活や、産後の元気で楽しい子育て生活を送るためのヒントにして頂ければと思います!

昔の女性と現代の女性の『体』の違い

パリの女性

現代女性は昔の女性に比べて筋肉量が少ないということをご存知でしょうか?

このことが、産前産後の痛みなどのトラブルを誘発しやすくしているのです。

実際、昔の女性はたくさん子供を産みましたが、現在のような痛みに関するトラブルは少なかったそうです。

その理由として、昔の女性と今の女性との大きな違いは生活環境・労働環境です。

明治時代頃までの日本女性は農作業で足腰が自然に鍛えられていました。

また、電化製品もない時代でしたので、家庭の主婦も体の筋肉を鍛える機会が日常的にあったのです。

しかし、現代社会は物があふれて便利になった分、体を動かす機会が少なくなりました。

日常生活の中で下半身を鍛えることのできる和式トイレも数は少なくなっていますし、履き物に関しても、若いうちからサンダルやヒールなど不安定な状態に強いられることが増えています。

また、車や電車などの交通機関の充実により、歩く量や運動量などが減少しています。

そして、インターネットの普及により仕事内容の変化も起き、座り仕事をする方が増えています。

これらの変化により、現代の女性は昔と比べて体に大きな変化が起きているのです。

30代以降の妊娠・出産は痛みや症状が出やすい

出産年齢が高齢化すると、痛みなどの症状が出やすくなります。

厚生労働省が2012年に発表した人口統計によると、2011年に、第一子出産時の母親の平均年齢30歳を超えたというデータがあります。

実際に日々、産後のママさん達を施術していても、出産年齢が上がると症状や産後の体の回復にも影響していると感じています。

だからこそ、

  • マタニティ期からのケア
  • 産後のケア

さらには、妊娠前からの運動習慣や体のケア』が必要になるのです。

運動・エクササイズの重要性

では、実際にどのようなケアを行えばいいのでしょうか?

ここでは、妊娠中・マタニティ期間に行いたいエクササイズをご紹介していきます。

妊娠中にオススメの運動

①ウォーキング

ウォーキング

片道20分を目安にウォーキングをしてみましょう。
スニーカーなど、歩きやすい靴を履いて下さいね。

②マタニティヨガ、マタニティエアロビクス

ヨガ

妊娠中はあまり体を動かさずに安静に…と考えてしまう方も多いですが、本来はしっかりと運動してあげたほうが良いのです!

ただ、妊娠中はどこまで動かしていいのかと疑問に思いますよね。

そんな時は、マタニティヨガやマタニティエアロビクスなどの、『マタニティ』という名前のついている運動を選択して下さい(^ ^)

最近では、産婦人科さんでマタニティ向けの運動教室を開催していることもあるので、確認してみて下さいね。

③骨盤底筋トレーニング

骨盤周りの図

産前産後に行って欲しい運動の代表は、『骨盤底筋』のトレーニングです。

骨盤底筋(こつばんていきん)とは、肛門・膣・尿道付近の筋肉のことを言います。

トレーニングの仕方は、肛門・膣を締める動きです。
その際、お尻の筋肉には力を入れないように気をつけましょう。

座ったままでもできますので、10回×3セットを目安に行ってみて下さい!

以上、妊娠中に必ず知っておきたい体のことをお伝えさせて頂きました。

最後までお読み頂きありがとうございました。