産後の寝汗②
2017年03月10日
今日は前回のブログ、『産後の寝汗』の続きを書いていきたいと思います。
前回のブログはこちら➡『産後の寝汗①』
さて、寝汗の役割とは【快適な睡眠を取るために、体温を下げること】というお話をしましたね(^^♪
では、なぜ産後の時期の寝汗は起こるのでしょうか??
その答えをお話しする前に、もう1つ知識として知っておいてほしいことがあります。
人が快適に眠るためには、寝汗をかいて体温を下げることが必要と言いましたが、実はその方法は『もう1つ』あるんです!( ゚Д゚)
なんと!その方法は!
手足の血管から熱を放散して体温を下げるという方法です。もったいぶってすみません(*´з`)
くわしく説明すると、手足の血流を良くして温めることで熱を放散する方法です。
赤ちゃんが眠くなってくると、手が温かくなっていることはありませんか??
その現象も、手足から熱を放散し体温を下げて眠ろうとする反応なのです。
ここまでをまとめると、快適な睡眠を取るために体温を下げる方法としては
- 寝汗をかく
- 手足の血管から熱を放散する
この2つの機能があるということです!
しかし、この2つの機能は、どちらか一方がうまく働いていないともう一方に負担がかかるという仕組みになっています。
ということは、もし仮に手足から熱を放散することができない状態にあるとしたら、寝汗の量はどうなるでしょうか??少し考えてみて下さい。
………。
はいそうですね、寝汗の量は増えてしまいますよね(;´Д`)
もちろん、逆のパターンも同様です。
もし寝汗をかけない状態にあるとしたら、手足からの熱を放散する量が増えてしまいます。
これまでに、手足が熱くなりすぎたり、もしくは手足がほてって眠れない、という経験をしたり、もしくはそんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
そんな方は、寝汗がかけずに手足からの熱の放散量が増えているからかもしれません。
さて、少し話しがそれましたが、最後に『産後の寝汗はなぜ起きるのか』を説明していきましょう。
ここまで今回のブログを読んでいただいた、健康への意識が高いみなさんは汗の役割や仕組みなどは少しずつわかってきたかと思います。
では、『産後の寝汗』の原因についての結論からお話ししますと、
- 手足の血管から熱を放散できていない
- 女性ホルモンの影響
ずばりこの2つが考えられます!!
原因の①に関しては、ここまで説明させていただいたのでお分かりかと思います。
では、②の女性ホルモンの影響について説明していきます。
産後の女性の身体は、女性ホルモン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下します。
実はこの女性ホルモン(卵胞ホルモン)は汗の量を抑える役割があります。ということは、このホルモンの分泌量が低下することにより、汗を抑えることができなくなり産後は寝汗をかきやすい状態になるのです((+_+))
では、いつごろまで女性ホルモン(卵胞ホルモン)は低下したままなのでしょうか??
これについては個人差があるようですが、産後1年くらいは女性ホルモンの乱れは起きてくるようですね(>_<)
余談ですが、この女性ホルモン(卵胞ホルモン)は更年期や閉経後にも分泌量が低下しますので、その時期にあたると女性は汗をかきやすくなります。
これまで、産後の寝汗の原因についてお話ししてきましたがいかがだったでしょうか?
今回のお話しを知識として持っていれば、解決方法も見えてきますので不安も少し解消されるのではないでしょうか(^-^)
この次は、具体的な解決方法についてお話ししていきたいと思います。
今日も最後までご覧いただきありがとうございます(^-^)
それではまたお会いしましょう♪